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お話  

​          幼児の様子や園からのお話など・・・ 

                    園長  築山 利絵      

​卒園

 

 今年もまた巣立ちの時を迎え、泣いたり笑ったりの卒園式を終えました。大きな行事も勿論大切ですが、小さなイベントも子どもたちを動かします。そして、何でもない日々の生活は大きくなるまで子どもたちに働きかけ、その人の性質になっていきます。そう考えると日常生活に意味を感じ、小さなことをないがしろにしないで、正しい生活をしていく事が一番気にしなくてはいけない”毎日行事”ではないでしょうか。幼稚園でどんな行事が行われているかより、家族で遠くに旅行しているかより、日々どんな会話をし、大人も子どももわがままのないお陰様の気持ちで生活しているかが幸せ感につながるのだと思います。人としてのあり方に卒業はありません。これからも、子どもたちとつつましく生活していきたいと思います。

四恩って?


 四恩(4つの恩)とは何ですか?といった質問をうけることが多くありますので、簡単に説明します。四恩幼稚園は約60年前に設立されました。国・社会・仏・父母、この4つの恩を心に・・・と受け継がれてきました。そして今では、この4つを意味しているのか、裏園庭では春になると四つ葉のクローバーを見つけることができます。また、その他の草花や果実などもたくさん実り、季節の移り変わりを歌っているかのように、敷地内は自然色豊かで、私たちは四季にも感謝をするようになりました。国・社会・仏・父母に感謝の気持ちを持つことは、生活していく上での潤滑油でもあります。感謝の気持ちから、笑顔や思いやりが生まれ、人のせいにしない自分に責任がとれる誠実な優しい人になれるのではないでしょうか。

 

​​新しい気持ち
 
 大人も子どもも、そして木々や草花も、新しい気持ちを前に出し生き生きと過ごす4月は輝かしい成長の時です。年長さんも年中さんもあっという間にそれらしくなり、5月になると園庭の柿の葉は若葉でたくさんになります。新しい気持ちを持っただけでおいていかれてしまうことのないように、私たち大人もしっかりと成長しなければ、同じ年を過ごしてしまいがちです。私たち職員は子どもたちに育てられていることも多いのですが、保護者の方々のご協力や支えがエネルギーとなり成長につながっていることも多々あります。本当にありがたく思います。職員一同、しっかりと成長していきたいと思いますので、どうぞ今年度もまた、よろしくお願いいたします。

 おすすめ絵本の読み聞かせ

  あおくんときいろちゃん ・・・・・ 至光社 国際版絵本

  

  バルバルさん ・・・・・ 福音館書店

 

  ちょっとだけ ・・・・・ こどものとも絵本

 

  

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